読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

東京日記(その1)

正月のうちに書こうと思ってたんだけどなんやかんやで抵抗があったのかもしれない、でもなんか、Twitterで書くと言っておいて書かないのも癪なので書きますけど、たぶん機が熟してきているはずだと思っていたのにそうでもなかったのあなという感じで思い直し…

最近短歌がマイブームです(ではありません)

連想を夜道の上で韻を踏む蒔種に遅れたバアちゃんの夢 今やもうラブライブ!2期もひと月半正の字を書く衛星の椰子 三白眼RPGツクールと打ち捨てられたOculus Rift 棒立ちで野で笑むデフォルメキャラクター初期衝動と歴史の丘と 限りなく遅延し極む官能のドジ…

矢澤にこの聖性について、あるいは不憫なサブヒロイン列伝

序 - 矢澤にこ先輩について 今日は「ラブライブ!」というアニメーション*1の登場人物である矢澤にこさん(図1)というキャラクターについての話をします。 (図1) 正直、ちょっと悩みました。この話をすることが政治的に正しいかといえばそうではないかもしれ…

ピンチョンの新作の話

"Bleeding Edge"というタイトルらしいピンチョンの新作。 http://www.amazon.co.jp/Bleeding-Edge-Thomas-Pynchon/dp/1594204233/ なんだか日本語でまともな情報がないので、Amazonの簡単な紹介を適当に訳したものを置いておきます(ガシガシ突っ込んでいただ…

"Cyberpunk in the Nineties" を訳した

思うところあってブルース・スターリングの"Cyberpunk in the Nineties"を訳しました。 拾ったのはここ。原文自体はもともと『インターゾーン』誌に発表されていたもので、それをギャレス・ブラウン*1がHyperCardで作ってたスタック*2に(スターリングの同意…

漫画二題

最近読んだまんがの話をします。 まずはこれ。なんですけど。 これについてはもうid:ichinicsさんとid:yoghurtさんが書いているから、もうこれ以上付け加えることもないのですが。 たとえば第一話「赤星くん」。「僕にだって欲望がある。ギラギラさ」という…

インターネットそして田舎

インターネットだ、そして田舎だ都会だと言っている方は、そりゃね、分からないでもないんです、分からないでもないんです(脂汗を垂らしながら)けど、もう、そこには私は冷静になれなくて、もはや逆上しか、お前になにがわかるという気持ちしか湧いてこなく…

140字以上のことはここに書きます

僕がこれまで目にし耳にしてきたお話の設定のなかでいちばんおもしろくてすばらしいと思ったもののひとつに、コンドームが貨幣になった世界でアスカとシンジがセックスするっていうのがあって、それは同人誌のためにそういうお話をつくりましたコミケに来て…

ところで

これまでの小説をここに置いております。 http://murashit.net/fuckthewar.html が、思うんですけれども、私にはけっきょくお話を紡ぐ能力もモチベーションも圧倒的に足りていないのです。しっかり定義できていない無理矢理な単語を使うことを許してもらえる…

蜜柑食いすぎて手足が黄色かったあの頃

インターネットにいてインターネットに言及するというのは、たぶん大昔から繰り返されてきたであろうアレ、そう、たとえばサイト論をぶつテキストサイトのような、つまり末期症状ではあるわけだし、たぶん、きっとみんな興味ないはずだと僕は信じていて、興…

アカシック・アカシック・アカシック・アカシックレコード

前からこの日記*1やtwitterで何度か申し上げているのですが、僕はいつからか、人のやったこと、どころか、考えたことの一部分でも、それらが死その他によって霧消してしまうことに、なんというか、背筋が寒い思いをしてしまう人間なのです。何らかの歴史を専…

日記でした

雨が降っていたので信号の青い(緑色の)光がチカチカしていました。コンビニで温めてもらった弁当が、家に着いたら冷めていました(そのせいで、認められないものを相手に抗っている人は敗残者と区別がつかなくてちょっと悲しいなと思いました)。 とくに何事も…

はてなブログに移った

ボタンを三つ押すだけで簡単そうだったので三回押してみたらスターやブクマまで移行しリダイレクトまでしてくれるようになった。 そうして、今後ははてなブログで書くようになる(というか、取り消さないかぎりこちらでしか書けないってことになる)のだけど、…

成程 - 平方イコルスン

そもそも著者(のブログ)*1のことをどこで知ったのだかあまり覚えていない*2のだけど、ともあれなんだかよいのうと思ってブログを読んでいたら、正直読みやすいとは申し上げにくい白泉社楽園増刊*3でまんがを描いていますとのことでこっちもどうにか踏ん張り…

あまりに退屈な

季節が季節をこえてゆくとは、いったいぜんたい、どういうことだね。 僕は季節に即したものしか想像することができませんから、想像の範疇をこえてゆくには、季節そのものが季節をこえてゆくさまを、想像なんていう不確かなものなしに、むりやりに言葉で遊ん…

都市

三次元的に入り組んだ石造りの城塞都市がある。どの通りもせいぜい人がすれ違えるほどの幅しかなく、道なりに進んでいるといつの間にか先刻は見上げていたはずの渡り廊下を歩いていたりする。今日あった道は明日にはない。街で最も頻繁に出会う職業は大工と…

夷狄を待ちながら

先日から気になって仕方がないのだけれど、いつも彼はどうしてあんなに平然としていられるのだろう。冷徹である、と言ったほうがより正確かもしれないが、それは私の感情に寄り添い過ぎた感想で、せめてもう少し客観的な言葉を、と考えれば「平然」というこ…

blogはスライドの時代へ

表題の通りです。たいへん面倒臭かったのでもう二度とやりません。

祖父について

実家に帰りそのまましばらく滞在しているため、ここ2ヶ月ほど祖父母とともに居る時間がとてもとても長うございます。今日はそのこと、というか、なかでも祖父のことについていくらか喋ろうと思っております。 前提は以下の三つ。 私の家では父母が共働きでし…

自転車で帰省した話(まとめ)

というわけで、箇条書きで。 気力体力よりも計画力判断力 競技じゃないんだから体力はそれほど要らない。。 気力なんてものは「いまから自転車で○○へ行きます」とtwitterに書くなりして背水の陣を敷くだけで済みます。 バイパスをいかに避けるか、起伏はどう…

自転車で帰省した話(11日目)

10月27日。今日は姫路からついに岡山へってことで、前日からわりとしっかりとした計画を立てていた。今までしっかりとした計画を立てていなかったのかといえばそういうわけでもないんだれど、だんだん慣れてきたっていうのもあるのだろう、2号179号県道725号…

自転車で帰省した話(10日目)

10月26日。昼飯を中津あたりのラーメン屋で食うなどして13時半に梅田を発つ。今日の目標は姫路なのだけれど、出発した時間が遅いのが心配だなあと思いながら進む。前日ちょうど国道1号を走り切っており*1、次は国道2号を頼りに進むことになる。中心部はやは…

自転車で帰省した話(9日目)

10月24日夜。とりあえず京都に着いたはいいが、今日はけっこう走ったしまずは思いきり風呂に入りてえもんだと銭湯を探す。知ってる銭湯となると百万遍のほうまで行かなきゃいけなくて、それはそれでめんどうだなと思いインターネットに頼ってみるとどうやら…

自転車で帰省した話(8日目)

10月24日。八時半にホテルを出発。今日は京都まで一気に行く。相変わらず膝が痛く、前日にいろいろルートを考えてみたものの、正攻法である国道1号での鈴鹿峠越えの他だと、163号で伊賀を経由するか大回りに回って関ヶ原経由で行くかくらいしか選択肢はない…

自転車で帰省した話(7日目)

10月23日。引き続き伊勢。今日は神宮参拝ということで、起きて早速外宮。参拝。遷宮のためのスペースが白いシートで覆われていた。とりあえず何を願うって豊穣の神さまであるからなんとなく日本の農業についてお願いしてはみた。なんとなくで願い事とかすべ…

自転車で帰省した話(6日目)

※今回もほとんど自転車に乗りません。 *** 10月21日夜。伊勢市駅でずぶ濡れになりなにもかもが萎えてしまい、もうなんでもいいからちゃんとしたところに泊まってすっかり休もうと考えた。しかし当然のことながら宿泊の手配などしているわけもなく、とりあえ…

自転車で帰省した話(5日目)

10月21日。名古屋駅ちかくの素泊り2500円(トイレ・浴室共同)を出てマクドかなにかで飯を食う。出発時刻を記録していないので分からないのだけどたしか朝飯食って9時半くらいだったはず。まずは知多半島の先っちょまで行く、そしてフェリーを乗り継ぎ鳥羽へと…

自転車で帰省した話(4日目)

10月19日夜。例の会合に行くということでまずは無免許さんとこの事務所(カフェができそうなくらい綺麗だったというかここでカフェみたいなことするらしいという話を前日聞いていたがほんとにその通り快適だった)に集合し、すこしだけ紹介などされ、飲み会の…

これは困った

どうしよう

自転車で帰省した話(3日目)

※今回は自転車にほぼ乗りません。 *** 前回の終わりに「諸事情によりこの後車で長野県へ行くことになる」と書きました。いったいどういうことか。説明するためには時間をすこしだけ遡らなければなりません。帰省するちょっと前のこと。ある日、無免許さん(id…

自転車で帰省した話(2日目)

10月18日。8時半に起床。沼津駅前で朝飯を適当に食って9時過ぎくらいに出発。静岡県内の国道1号はほとんど自動車専用のバイパスらしく、どういうルートをとったらいいのか悩んだけれど、とりあえず380号線沿いを進むことにする。信号も少なく交通量もそれほ…

自転車で帰省した話(1日目)

写真もなにも撮っていないのでブログのエントリとしては何も面白くないのですがとりあえず日記だけ。東京から岡山までのうち、とりあえず1日目。東京から沼津まで。 *** 10月17日。下宿を出たのは深夜3時半。本当は5時くらいに起きて準備してから出ようと計…

みんな〜、文学フリマの告知だよ〜☆

今日は宣伝です。手短かに宣伝をしておこうと、そう僕は思っているんです。つまり、文化の日、そして我が両親の結婚記念日にもあたる11月3日、平和島に御座す東京流通センターにおいて催される代十三回文学フリマにおいて出展される同人誌に僕も小説を寄稿さ…

あなたのための物語 - 長谷敏司

小説を書くワナビについてのお話でした。 でしたよ。人工知能SFなんだけども、その人工知能に付けられた名前が《wanna be》で、何のために生み出されたかといえば、それは物語を書くためであって。したがってさきほどの紹介はなにも間違っていないんだ……!!…

紙の民 - サルバドール・プラセンシア

ドンキホーテの昔から、それは。 筋書としては、小説の登場人物が、これ以上俺のことを監視し運命をいいように扱うのはやめろよ!と、著者に対して反乱をしかける、というもの。分かりやすいといえばその通り、たいへん分かりやすい話にみえます。マジックリ…

魂のルフラン

日本のコンビニに並ぶ食品のすべてに彼の笑顔が貼り付けられるようになってから、いったいどれだけ経ったろう。10年?30年?分からない。もしかすると100年――いや、もっとかもしれない。来る日も来る日も、サンプル品の試食そして的確な指示。こうして日本人…

お詫び

握力さん(id:wonder88 / @akuryoku)、および皆様へ さて、本日はお詫び申し上げねばならないことがあります。昼間に僕はこんなことを言いました。 ところで、出版されてるとかそういうのでもなんでもない、それでも震えるほど面白い文章ってのをインターネッ…

宇宙賃貸サルガッ荘 - TAGRO

夏ですね!すべては地球のメカニズムから!(この文言、一月前に書いたものなんですが、意味が分かりませんね)今日はTAGRO先生のこの漫画。 (KCデラックス)" title="宇宙賃貸サルガッ荘(4) (KCデラックス)" class="asin"> タイトルからしてスペオペ×めぞん一…

それはボーイズラブなのか

今日は宣伝です。ボーイズラブ小説を書きました。とりあえず以下が告知サイトであります。本年8月21日に東京ビッグサイトで開催されるコミティア97、V25a "アングラバンビ" で買えます。普通の男子にBL書かせてみたアンソロジー、略して普男子BLです。タイト…

もっぺん宣伝しておきますけれども

昨日なんだかんだ言いましたけども、これ、よろしくお願いいたしますね。 http://d.hatena.ne.jp/murashit/20090425#1240649272

\アッカリ〜ン/

ハックルベリーに会いに行け

よろしい、はてなから撤退すべきブロガーに彼は数えられない、私は確実に、確実に、彼から更新を行う勇気を得た、そのことを隠しだてするつもりはない、だから僕ははっきり言葉にすべきだと思った、それこそが彼の、あのエントリの反証になるであろう。ガツ…

アレクサンドリア四重奏 (1) ジュスティーヌ - ロレンス・ダレル

とにもかくにも、第一巻「ジュスティーヌ」、書評などをちらほら読んでみると、ここで描かれているのは物語の一側面にしか過ぎないよう。ですから以下では、その一側面に基づいた話をいたします。全体を俯瞰した場合どうなるかだとか都市小説どうこうっての…

中二階の神さま

私の生まれ育った町には奇妙な風習があった。家を新しく建てるとき、必ず中二階を造らなくてはならない、というものだ。町に団地なんてものはなかったから、従って殆どの家に中二階があったということになる。そしてこの中二階(の小さな部屋)が何に使われる…

サマー/タイム/トラベラー - 新城カズマ

はい王道!ってことで、もちろんそれ以上のものがあったから僕は書くわけですけれども。 夏が舞台の青春SFで外れなわけないじゃないですか。……と言いたいところなんだけど、正直言うと1巻を読み終えた時点では「こりゃまたタルい話だなー」って感想でした。…

読みあぐねている人のためのピンチョン入門 (逆光 - トマス・ピンチョン)

恒例となりました「おまえピンチョン言いたいだけやろ!!」のコーナーです。このたび『逆光』を読み終えましたので感想……と思いきや、そもそも感想だのレビューだのは、良質なものがすでにネット上にあふれておった。とりあえずこのエントリの最後にもいく…

なぜオタは体験を物語としてしか叙述できないことが不便きわまりないと思いますか?

どこかで見た、だけどそれがどこかは思い出せない、のだけど、(なにかを)書く前にはあんなにも広大なものとして感じられている「書きたいこと」が、一文字目をはじめてしまった瞬間に、手の中にある程度のものでしかないことを知る、あるいは、手のなかに収…

素粒子 - ミシェル・ウェルベック

面白かった。たいへん面白かったんですよ。この読了後の湿っぽい気分を突き放した言い方をしてしまえば、なによりも性のお話でした。それに関連する自意識だったり愛だったりするものまで範疇には入ってはいるものの、一言でいうならば、やっぱり性の話だっ…

さようなら押し入れの天使たち

快楽天 Jun. 2009 (鳴子ハナハル) もうこれ以上 イかないで…… ベトベトしちゃうの ドキドキ… 私のカラダで良かったら…ね? Jul. 2009 (西安) そっと漏れたら きっと濡れてる 恥ずかしビキニがムチ喰い込みv 責めたら吹き出すLOVEパンデミックv Aug. 2009 (LI…

ハックルベリイ・フィンの冒険 - マーク・トウェイン

*1 「よし、それじゃあ僕は地獄へ行こう」*2 これは、この本のなかでいちばん心にのこったせりふです。このせりふを読んだとき、ぼくはハックのことがとてもかっこいいなとおもいました。なぜなら、ハックは天国とか地ごくとかそういうものを、おせわになっ…