Perfume「ポリリズム」をめぐって

Pefumeの新曲「ポリリズム」、皆様もうお聴きになられましたでしょうか?もちろん僕はもうとっくに購入済です!いつ見てものっちはかわいいですね。

というわけでまあ、聴いてまず、中田ヤスタカの引き出しの少なさをポリリズムという目くらまし*1で誤魔化しているんちゃうかと、そのあまりのあざとさに笑ってしまったわけですが。
この「引き出し」の話はもちろん同じ中田ヤスタカプロデュース作品である鈴木亜美の新曲にも言えるわけですし、その他の中田ヤスタカWorksにも言えるわけです。しかしそうした中田ヤスタカ的なもの*2がじわじわと我々の世界を侵食している様子を見ていると、こんなふうに*3高みから嘲笑している気になっていることなんてとても出来ないことも容易に理解できるでしょう。


それを受けてここで唐突に引用。菊地成孔「CDは株券ではない」160ページより、松浦亜弥「ずっと 好きでいいですか」の分析のなかで。

彼等、そして今や「彼女等」も大量に含む、ハロプロ帝国の産物を食べて生きる人々。*4は、欲情という盲目性によって、つんく♂を抱き、つんく♂にぶっかけていることに気が付きません。そんなもん自盲でも何でもしてリアルに感じないようにしないとやってられないでしょう。近親相姦みたいなものだから。

つんく♂が、アップリンク帝国が斜陽となった今、このようにしてやはり我々はPerfumeを消費し、capsuleを消費し、鈴木亜美を消費するのです。ヴォコーダーという手法によって希薄にされた個性はさらにそれを加速させ、中田ヤスタカという存在を拡散、浸透させます*5。ええ、僕は大好きです。capsuleが好きです。Perfumeが好きです。あのピコピコが、エレクトロ・ワールドが堪らないんです。

こうして我々は中田ヤスタカに欲情し、乳首を舐め、挙句の果てには中出しまでしているのです。





中田(ヤスタカ)氏だけにな!

*1:というか耳くらましというか耳はくらまんな

*2:初音ミクが始まってる件も含めて!

*3:よ!中田ヤスタカのお家芸だね!などと言いながら

*4:この句点の入れ方が菊地成孔ぽい

*5:現在の日本で一番のモテは他ならぬ中田ヤスタカなのだと言ってのけることさえ出来るでしょう