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自分語り

明日の朝に僕は新幹線に乗って実家に帰るわけだけれども、それで思い出した。ぼくはどうやら、電車の外に風景が流れて言っている様子がすごく好きなのだ。


じいちゃんばあちゃんに半年ぶりに会うのだからと髭を剃り、その朝に荷造りを済ませたばかりの荷物を持ってバスにのりこみます。そして京都駅から実家のあるほうへ向かって新幹線に乗るわけですが、まあまずそこでは座れません。年末の帰省ラッシュというわけですな。これだけ多くの人が何百キロも離れた土地へ大量に輸送されていく様は本当にもう壮観としか言いようがなく、自分もそのうちの一人であることに小さな感動さえ覚えます。
そんなこんなで百鬼園先生も愛したあの駅まで到着後、さらに田舎へと向かって電車に乗ってゆきます。いかにも地方の在来線といった趣。窓の外を電線がうねうねとする様子を時折目にしながら田んぼの割合がどんどんと増えてく窓の外を無駄に感傷的な気持ちで眺めてしまいます。18で高校を卒業し既にはたらいている友人たちのこと、22で大学を卒業しはたらきはじめる友人たちのことを思い浮かべます。24を過ぎてもそんな予定はない自分なんて、どう考えたって最も特殊な部類に入る人間です。はやく旅に出なくちゃ、なんて、よく分からない焦りさえ生まれてきます。どういう心の構造をしているのか今になっても全く把握できていません。
自分のノートPCと何冊かの文庫本、財布と携帯電話の入ったバッグを大事に大事に手元に置き、1週間ぶんの着替えを入れたボストンバッグを網の上にのせて忘れやしないかと心配しながらもうとうとします。窓に見慣れた風景が映るようになってきた頃に眠気はちょうどピークを迎え、駅が電車に到着し、知り合いが同じ電車で帰省してやしないかとそわそわしながらあくびをひとつ。
そうしてちょっと重い荷物を抱え、実家まで歩いて帰るのです。冬なのでやけに早い夕日が沈まないうちに家に着きたいなあ。


たぶんそんな一日です。実家に帰ってもけっきょくネットをうろついて本を読んでPCをいじって遊んで寝るんでしょう。変わってることといえば、何もしなくても夕御飯が出来ていることと寝る前のオナニーをしないことくらい。父と母と妹は元気でやっているのでしょうか。