多人数のバンドを引っ張っていくのには、きっちり真面目にやるということ以上に、カリスマというやつが必要なのだろうか。どうなんだろう。
なぜ急にそんなことを思ったのかといえば、今自分自身がおかれている状況というのがまさにそれ*1だからなのです。人数が少ないならば、モチベーションの維持は比較的かんたん*2。これが人が多いとどうなるかといえば、それぞれの目指す音楽の方向性がちょっとずつ違うので、イメージの共有などに問題が生じてしまう。バンド解散の理由として「音楽性のちがい」というのを見るたびに半信半疑みたいなところがあったのだけれど・・・これ、笑い事じゃなくほんとのことなのね!
そしてまたもうひとつ問題なのは、こと自分も含めた管楽器奏者においては、一人くらい一回くらい抜けたって大丈夫だろうという気の緩みがどうしてもどうしてもどうしても生じてしまうこと。懈怠の心、みづから知らずといへども、師これを知るというやつ。いや、俺は師なんかじゃないんだけどもね。ちゃんとやってくれようとしているんだけれどね。どしても吉田のけんちゃんも言ってるとおりなところあるよね。
きっと僕が緊張感を生み出せていないからなのだ。
で、そういう点でこの人はどうだったんでしょう。ホッジスだったか誰だったかが演奏中に寝てるという衝撃映像を目にしたことがあり、個人的には非常に衝撃を受けたことがあります。
さすがに常時そこまでゆるゆるだったわけないよね、って思うんだけれども、でも*3ストレイホーンとホモってたってよくわからん噂も聞いたことがある。「エド*4ったら、あの新入りのサックスの子にはいっつもやさしいのね!」とか言われてたりしたのかもしれない。ゆるいのはケツの穴だけにしておいて欲しいものです。
そんなストレイホーンにケツの穴を捧げたこの作品。僕はなんつったってU.M.M.G.が大好きなんですが、楽団を率いてのレコーディングが終わったその後にストレイホーンを偲んでひとり弾いたというLotus Blossomもこれまたすばらしいです。
普段ビッグバンドなんて聴かないというそこのあなたに聴いてほしい一枚なのでした*5。