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管弦楽のため変奏曲 - アルノルト・シェーンベルク

12音技法*1という「技法」にだけ注目するなら,いったいどうしてシェーンベルクがこんなものをクソ真面目に考えて苦労したのかぜんぜん分からないんですよ.こねくりまわしてこねくりまわして遊ぶための低俗なルールみたいなものを.
シェーンベルク:交響詩「ペレアスとメリザンド」
しかしそれを使ってじっさいに出来上がったものを聴くと,僕の(とてつもなく低い)情報処理能力のぎりぎり限界のところでその統一というもののをどうにか聴いて取れるようでもあります.幻覚でなければ.そうしてようやく,このやり方というのはただの「技法」で終わるものではないよね,ということ感じ取ることが可能になるのです.

ここにきてもはやモーツァルトのような天才のかたちというものが限界を迎えているわけで,この後の現代音楽のようすを見ていると*2,この「技法」というのは音楽じたいに対する人間の優位の最後の砦だったのかもしれないとも思いました.


・・・というのがちょっと前までの感想だったんですが,最近ちょっとだけ感じ方が変わるようになってきました.耳が慣れたのでしょうか.が,それを書くにはまだまだ知識と経験が足りていません.くそう

*1:こちらが詳しい→ http://www11.plala.or.jp/komposition/eingang3_komposition.html

*2:というより,セリエルに向かう様子を見ていると,か.