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自転車で帰省した話(10日目)

自転車脳の恐怖

10月26日。

昼飯を中津あたりのラーメン屋で食うなどして13時半に梅田を発つ。今日の目標は姫路なのだけれど、出発した時間が遅いのが心配だなあと思いながら進む。前日ちょうど国道1号を走り切っており*1、次は国道2号を頼りに進むことになる。中心部はやはり信号が多く走りにくかったけれど、淀川を渡り兵庫県に入るとそうでもない。それでもさすがに車は多いんだなあと思いながら尼崎を通り西宮を抜けて行く。というか既に1ヶ月と10日くらい経ってるからかなり忘れちゃってるな。ともかく三宮あたりに着いたのが16時前だった。梅田から姫路までの90kmのまだ3分の1なのにもう日が傾いてくる時間だよ!と焦っていたことくらいは覚えている。というか、そうだそうだ、思い出したわ、この日はとにかく時間を気にしてばかりだったんだ。つまり、「ここまで2時間半もかかってるってことは……ここから5時間はかかるってことか……いやでも60kmだし……市街地を抜ければもうちょっとスピード出せ……でも膝が心配だしどうかな……」みたいな。

でもって神戸駅付近でそれまで阪神高速の高架と並行して走っていた国道43号と合流し、この「高架の下を走る広い道路」の役割が我らが国道2号にバトンタッチされるわけだけれども、その合流地点ではやっぱり歩道橋を自転車担いで上って渡るハメになるわな。そんなこんなでどんどん夕暮れの迫るなかを、広いのはいいんだけどやっぱ高架が右上のあたり走ってると陰気な感じしちゃうなあと感じながら進む。須磨のあたりでそんな息詰まる高架から解放されてからはすこし気持ちも楽になった。工事のおかげで路肩ゼロの上にガードレールまであってたいへん窮屈な交通量の多い片側一車線道路を無理矢理走らされる羽目になった場所以外はそれほど苦もなく走ることができたはず。


そうこうしているうちについに夕焼け。明石海峡大橋。17時半、ここまで50km。なんでこんなところに孫文記念館なんてあるんだろう……と思いながら、とにかく明石海峡大橋に誓って無理矢理テンションを上げモチベーションを回復させる。そうでもしなければ半分来た!という達成感よりもまだ半分ほどなのにこれからは暗くなってく道を走らなきゃいけないのかという暗い気持ちが勝ってしまったに違いない。大蔵海岸からの夕焼けもお美しゅうございました。


そのくらいになってくると、寒いしさすがに腹が減ってきて、最初は「加古川渡るまで頑張ろう」だったのが「加古川市入ったらにしよう……」になり、最終的には西明石をちょっと過ぎたあたりで「もうこのへんでいいや!!!!」とマクドナルドで晩飯をとる。18時半。もう外はすっかり暗い(明石あたりでほぼ完全に暮れていた)。ここから先はもうあまり喋ることもない。暗い道なので2日目晩のことが思い出されて恐かったからとにかく歩道は走るまいとしていたこと、そして加古川バイパスとの並行区間に国道の癖に妙な東行きの一方通行があって知らんうちに入りこんでしまい吃驚しつつ国道250号を迂回しなければならなくなったことくらいか。とにかく21時には着くんだ!21時には着くんだ!この調子ならいけるはず!とサイコンのバックライトを点けたり消したりしていた。危いものである。

そうして加古川を過ぎて国道2号(の、バイパスじゃないほう、つまり北側)を走り川を越えもう姫路駅まで2km切ってるはずなのにぜんぜん街っぽくならないぞならないぞと不安に駆られながらも気がついたらライトアップされた姫路城……の絵が見えた。改修中だったのかよ。この適当な城の絵ライトアップする必要あんのかよというわけで、21時に姫路着。ちょうど90kmの道程でした。

明かにペース落ちてる感じで落胆しつつも、次回ついに岡山です。

*1:8日目に書いたとおりかなり抜けがあるのだけども