2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

なぜオタは体験を物語としてしか叙述できないことが不便きわまりないと思いますか?

どこかで見た、だけどそれがどこかは思い出せない、のだけど、(なにかを)書く前にはあんなにも広大なものとして感じられている「書きたいこと」が、一文字目をはじめてしまった瞬間に、手の中にある程度のものでしかないことを知る、あるいは、手のなかに収…

素粒子 - ミシェル・ウェルベック

面白かった。たいへん面白かったんですよ。この読了後の湿っぽい気分を突き放した言い方をしてしまえば、なによりも性のお話でした。それに関連する自意識だったり愛だったりするものまで範疇には入ってはいるものの、一言でいうならば、やっぱり性の話だっ…

さようなら押し入れの天使たち

快楽天 Jun. 2009 (鳴子ハナハル) もうこれ以上 イかないで…… ベトベトしちゃうの ドキドキ… 私のカラダで良かったら…ね? Jul. 2009 (西安) そっと漏れたら きっと濡れてる 恥ずかしビキニがムチ喰い込みv 責めたら吹き出すLOVEパンデミックv Aug. 2009 (LI…

ハックルベリイ・フィンの冒険 - マーク・トウェイン

*1 「よし、それじゃあ僕は地獄へ行こう」*2 これは、この本のなかでいちばん心にのこったせりふです。このせりふを読んだとき、ぼくはハックのことがとてもかっこいいなとおもいました。なぜなら、ハックは天国とか地ごくとかそういうものを、おせわになっ…

さあ、そろそろハックルベリーに会いに行こうじゃないか。

「孤独」って言葉は聞こえがよすぎていけない。これではいかんのだ。そんなに良いものなんかじゃないんだよ。それはつまり、みなから箸にも棒にもかからないものと認識されているということだ。みながみなにとってそうであり、だからこそ他人の生に介入する…