Weather Report - Live & Unreleased

HDD中の音楽ファイルをランダム再生して、最初にかかったその曲の入ったアルバムを評してみようという企画。何がスウィートでソウルだというのか。

Live & Unreleased

というわけで第3回はWRのLive & Unreleasedなわけです。75年から80年まで*1のライブと未発表スタジオ音源をまとめた2枚組。WRといえば(少なくとも僕には)ザヴィヌルでショーターでジャコでピーターアースキンというイメージが強いのは否めなくて、やはりこれもその時代を中心として、その前後がちょこちょこと、といった感じのようです。
久々にちゃんと聴いてみると、やっけにエキゾチズムを前面に出してるなあ、などと感じました。良くも悪くも。このあたりのフュージョンにそんなに詳しいわけではないのであまり自信がないんですが、ここまでそういう面を前面に押し出しているバンドは他に見られなかったんじゃないでしょうか。ショーターも同じようにそれに似た志向を持っていたのが他の作品からも見て取れるように思えるのですが、ここはやはりザヴィヌルのバンドだからなのか、そんな抽象的なエキゾチズムよりももっと土臭い感じがします。

んにしてもジャコがすごい。当たり前か。

*1:つまり、ビトウス時代のは入っていないというわけだ。残念だけども、こればっかりは仕方がないんだろう。