あ!話そのものがおもしろくなかったみたいに読めてしまうかもしれませんが、そんなことなかったです。ギリギリと音をたてるような奇形的な感情が、痛快なほどすんなりと飲み込めてしまう面白さがあって、凄いもんだと感じ入ったのはほんとうです。

当然青空文庫にも収録されてるので、興味はあるけど読んだことのないひとは、とりあえず「夜行巡査」あたりから読んでみてはいかがでしょうか。↓
http://www.aozora.gr.jp/cards/000050/card897.html

文語体っていっぺん稽古してみたいなしかし。