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引っ越し

引っ越しの準備をしなきゃならない.今日中に,だ.明日が本番なのに全く手をつけていない.3年間とはいえ住み慣れたこの部屋と半径500mのほどの生活圏域を明日には離れてしまい,おそらく残りの一生でここに住むことはないんだろうということへの感慨のようなものが今更湧いてきたりしている.

自分探しが止まらない (ソフトバンク新書)

山奥の過疎化の進む街で18年間ずっとずっと変わらない環境で暮らしていた僕は,電車通学に憧れ転勤族ってやつに憧れた.生活のために「移動」が必要でならないってことがなぜだかすごくうらやましかった.不幸なことに,自分の住む街がどうしても心の底からは好きになれなかったし,そこに住む人たちだってそうだった.こんなところでくすぶってちゃいけないんだという気持ちばかりが募った.「まち」へ出ればライブにだって行き放題だし,クラブにだって行ってやるんだ!なんて考えながら,毎月の小遣いをAmazonでの注文に費やしていたし,「まち」へ出ればおっぱいだってきっと見放題揉み放題だしセックスだってできる!なんて思いながら*1夜な夜なオナニーばかりしていた.

ふさがっていたのである.かぴかぴしたティッシュの,あの臭いの充満する世界が僕のすべてだった.インターネットで垣間見る「外の世界」に夢中になってたりして.いつかは自分もあそこに座って立って歩いてああしてこうして.その膜に穴をあけてやりたかった.

恥ずかしい話なんだけれども,これがもう,全然直っていない.大学に入り全く遠い街に移り住んでからというもの,あの頃からしてみれば段違いに自由になった今でもやっぱり,どこへ行ってもイカ臭い世界の膜の中から逃れられなくて,どこへ行ってもその膜が薄く広がり続けているだけのように感じてしまうことがある.いやもう本当に恥ずかしい話.


今日のまとめ:

  • 思春期が終わってくれない.
  • 僕の部屋のゴミ箱における使用済みティッシュの占める割合はゆうに五割を越している.

*1:しかし現実は非情であった!