2023-01-01から1年間の記事一覧

2023-06-03

振り返ってみると5月はなんとなく卑屈というか尊大というか、どこか余裕がない感じだったのかな……いろいろ思い当たる節はある。あります。 次はもっとこう、軽快に?鷹揚に?ひょうひょうと?……ほらほら、声出してこ!ウオーッ!無理はするなよ!動け!そこ…

高尾症候群 - フリー・グーグルトン

まあ、その……「同じこと考えてたんだい!」って後出しするのって……すげえみっともないよな……。 というわけで、フリー・グーグルトン『高尾症候群』を読んだ。みるからにネットサーフィンしてますよ感満載の筆者は木下古栗1の変名で、長編エッセイで振り返る…

2023-05-18

独学やっていて、やっぱりしんどいなと思うときはある。まあまあある。このブログを継続的に読んでくれているような奇特なひとならわかるとおり、最近はフィクションがどうのとかこうのとかいうものを読んだりしているわけだけど、自分はこのへんのどの分野…

2023-05-13

:moepi: カリカリに焼けた卵焼き ゲームデザインは死んだ、遊びの建築よ栄えよ ありがとう江戸前エルフ 無になっているときフェルシールのビルドをついつい考えてしまう なんだかんだいって天国大魔境のOPが好き

『The Poetics of Science Fiction』第7章のメモ

セカイの話や。 承前: murashit.hateblo.jp ざっくりまとめ: 本章の目的 読者がSF作品を読んでいく過程で、その世界や場面をどのように解釈していくのか、そしてそれがどのように変化するのかについて、認知的な観点から検討する おおまかな流れ SFを分析…

2023-05-10

『The Poetics of Science Fiction』の第7章でゼラズニイ「十二月の鍵」が採り上げられていて1、そういえばすっかり忘れとるなとこないだあらためて読んだんだけど、「おれやっぱゼラズニイの文体きっらいやな〜」と思ったんですよね2。そしてそれからなんだ…

2023-05-09

いつも読んでるdoodlingさんのブログで津村記久子『苦手から始める作文教室』についての話を見て、これあれじゃん、前に紙魚さんが言ってたのを見ておもろいなと思ってた(けどWebちくまは連載単位のRSSとかは配信してないしで追うの忘れてた)連載の書籍化…

2023-05-04

スキローのアニメを見て無になってるお前が好きだ

2023-04-28

会社近くのセブンイレブンのまえに、ときどき犬がつながれている。いつも同じレトリバーだ。でかくて、黒くて、つやつやしていて、年老いていて、それからおとなしい。金持ちの犬。店を半端に囲む背の低いコンクリート塀の陰が彼女(彼かもしれない)の定席…

2023-04-27

自分がどこをどうしたいのかよくわかんなくなってきた。 自然法則の必然性が否定されてるのを見たい ほかの自然法則もありえたのではないかみたいな。あるいみそりゃそうだろという話ではあって、かつよくあるSFはこれ 自然法則の法則性が否定されてるのを見…

2023-04-26

「日記」に過剰に意味づけする雰囲気がちょっと苦手1。具体的になにを見てそう思うとかじゃないしあっても言わないけど、ちらほら見かけはするじゃないですかそういうの。あれが苦手。「書き残そう、あなたの人生の物語」じゃあないんだよ。言ってしまったが…

2023-04-21

ローカルで書いてた日記から抜粋・再構成してお送りします。 パズルやクイズ(ジグソーパズルじゃなくて、ゼルダみたいな謎解きとか論理パズルだとか、あるいはもしかしたらミステリもそうなのかもしれない)が昔っから苦手。言ってしまえば「解けない」こと…

『The Poetics of Science Fiction』第6章のメモ

第5章「Centrepoint: Retrospective/Prospective」は章題どおりインターミッションというか、ここまでの内容の中で折に触れて言われてたことを改めて確認するみたいな趣きの章だった1ため割愛し、今回は第6章について。 承前: murashit.hateblo.jp ざっくり…

2023-04-01

虹ヶ丘ましろさんのことがどんどん好きになってく

2023-03-24

なにかのおりに頭に浮かび、もてあそばれてはすぐ沈み、それでも消えずにしぶとく再浮上する考えがある。いくつかある。みなさんにもあることとおもいます(例を挙げなきゃわからない気がするけれど、それはのちほど)。 こういう考えってのはしかし、たいて…

2023-03-23

ひさしぶりの日記になってしまった。このひとつきちょっとのあいだ、いったいなにをしていたのか。「いろいろと忙しかったんです」みたいな言い訳はできるとおもう……というか、じっさいあまりまとまった時間のとれない状況であったのはたしかで、したがって…

2023-02-14

(1) 先週末に上野の科博に行きました。そこで人類史について興味を持ち(正確にいえばそれ以前からほのかに興味はあり、そこで弾みがついたかたちで)、しばらく中公新書の『人類の起源』を読んでいます。 日記ですね。以下の23通りのうちa-a-aです1。 先週…

ファミレスを享受せよ

なあ君、ファミレスを享受せよ 月は満ちに満ちているし ドリンクバーだってあるんだ ファミレスを享受せよ | itch.io よかった。けど、いったいなんでだろう。絵や音楽の雰囲気がいいってのはもちろんそうなんだが、かといってそれだけで(たった2時間程度と…

『The Poetics of Science Fiction』第4章のメモ

パルプSFに関する章。後半のサイバーパンク絡みの部分でいろいろ調べたり考えたりしてたら時間がかかってしまった……が、それは置いといてパルプそれ自体に関する話もおもしろいので、かなり長くなっています。 承前: murashit.hateblo.jp 第4章のざっくりま…

2023-02-07

今期のトライガンの新作アニメがおもしろくて、なんでかってえとおもにOrangeの作ってるCGの動き、とくに表情がめっちゃええんよって話なんだけど、それとはまたべつに、おおまかかな設定を引き継ぎつつも細かいところのちがう話、だってミリィがいないんだ…

すごい、こう、基本的な話をしたいんですけど

さてはみんな案外Twitterやめてねえな? (次回はThe Poetics of Science Fictionの第4章のメモか、あるいは女の園の星のギャグの構造総浚いをやります)

2023-02-01

考えごとや気がかりで頭がいっぱいになっているとき、「頭のなかの空気圧を抜く」1みたいなことをしがち。頭がいっぱいになることそれ自体は常にわるいことでもないはずだけど、気を休めたいこともしばしばだから。そんな場面はきっと誰にでもあって、それぞ…

2023-01-31

前回の試みは失敗だったなと思う。線的に思い出していったって、なんだか薄い記憶しか甦ってこないものなのかもしれない。自分にとっての街の記憶というものがそのようなものだからなのか、たんに昔のことすぎて忘れてしまったからなのか。 ほかにも書きたい…

2023-01-20、あるいは記憶のなかの京都

住んでいたのは15年ほど前なわけで、いくら古都とはいったって、現代日本における変化の速度の及ばぬわけもなく、ずいぶんと様変わりしているにちがいない。それに加えて「記憶のなか」だ。いろいろに改変されて事実と異なっているのも当然だろう。ジョイス…

2023-01-19、あるいは「弱者のインターネット」について

「ムラシットくん、インターネットの話しか書いてなくない?」 「しゃあないやないですか。仕事の話をするのも家庭の話をするのもはばかられるし。いつもどおりコンテンツの感想か勉強の記録もありなんだろうけど、それらも最近の自分が低調ぎみだし。でもな…

2023-01-10

先日の日記を書いてからこのかた、自由な時間はおおむね、年末年始にRSSリーダーにたまっていたフィードの消化に充てていた。数百とあった記事を、いくらかはざっと眺めて終えたり(せっかく書いてくれたのにごめんね)、あるいは「あとで読む」的なリストに…

2023-01-04

考えるところがあったというほどでもないのですが(かといってまったくないということもないのですが)、昨年の暮れにスマートフォンからTwitterクライアントを消してみたところとくに問題なくやれているので、とりあえずそんな感じになっています。タクティ…